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やっぱすげえな。[劇団ひとり, テレ東]   

タイトルを見て「は?」と思った方はたくさんいらっしゃると思いますが…。

最近、水曜夜0:12からの「ゴッドタン」にハマってます。
おぎやはぎ、劇団ひとりがレギュラーをつとめる深夜番組ですが…やはり深夜の芸人は面白い(笑)

先週、今日と「キス我慢選手権」という企画をやっていました。
バナナマン日村、南海キャンディーズ山ちゃん、そして劇団ひとりの三人が、
それぞれキスを迫ってくる女の子を前に、一時間我慢できるか?というもの。
おぎやはぎ、バナナマン設楽は別室で監視します。(妻子持ちだから。やはぎは首謀者だから。)

日村、山ちゃんは、普通に撃沈。まぁ、この二人はひとりの前座です。
メインは劇団ひとりが繰り広げる、完全アドリブドラマ。
今回でキス我慢は第3回を迎えましたが、ひとりは第1回から「みひろ」を相手に壮大で
感動的なアドリブドラマを展開してきました。

以下は全て「ひとりvsみひろ」です。
ここで紹介してもたぶん誰も見ないだろうから、ネタバレもありjます。

第1回 シチュエーション:彼女と家で
家でみひろがひとりにキスを迫ります。
途中でひとりの役者スイッチがオンになると、それにあわせてみひろも役者モードに。
みひろにキスをする素振りを見せつつも、役者を続けるひとりに、やはぎは奥の手を投入。
奥の手、「浮気相手の果穂」とみひろの間でゆれるひとり。
ひとりはみひろのことが好きなようです。
しかしひとりはどうしてもみひろにはキスをしたくないらしく、結局果穂とキスをして終了。
みひろは相当悔しがってました。

第2回 シチュ:高校
高校の同級生という設定で攻めるみひろ。
ひとりもそれに乗っかり、バカップルを成立させるが、
保健室で良い感じになったところで「みひろの元カレ」登場。
元カレを相手に、「あんたは昔の男、今の男は自分ですから」と啖呵を切るひとり。
しかしみひろにはまたキスをせず、結局その元カレとキスをして終了。(えええ)
みひろはニヤけつつも悔しがってました。

第3回 シチュ:大学、牢獄
今回は初めに果穂が登場し、しばらくタイマンでひとりを攻める。
ひとりが果穂の手に落ちそうになったそのとき、みひろが登場。
みひろは顔に怪我を負い、あんなに好きだったひとりに「果穂さんとキスして」と言う。
ここでひとりのスイッチが入る。
どうやら果穂の根回しでみひろが酷い目にあったらしい。
みひろを今の状況から救うにはひとりが果穂にキスをするしかない。
しかしひとりはこれを拒み、果穂は「覚悟しとけよ」と言葉を残して去る。
ひとりとみひろは再会を喜ぶが、みひろは「どうしてあの時キスしてくれなかったの」と
ひとりを責めたてる。
みひろが酷い目にあわされたのは自分のせいだということを確信したひとりは自暴自棄になるが、
そのとき、元カレが登場。元カレは「みひろの秘密」をちらつかせ、ひとりを動揺させる。
「みひろの秘密を教えてやる」と言い残し、元カレがみひろを連れて行ったのは牢獄。
ひとりはそこでみひろを救うために、果穂、元カレと対峙することになる。

以下今週のネタバレ。

ひとりは果敢にも奇策を用いて果穂を人質にとり、元カレをみひろから遠ざけるが、
ナイフを持ち出した元カレに、逆にみひろを人質にとられてしまう。
「殺してやる」と言いながら元カレがひとりに掴みかかり、首を絞める。
その際放置したナイフをみひろが拾い、元カレを刺殺。
ひとりはみひろをかばい、「これは俺がやったんだ」とナイフを受け取る。
ひとりはそのナイフで「すべてお前が悪いんだ」という言葉とともに果穂を刺殺。
そこに警察が乗り込んできて、みひろに手錠をかける。
「少しだけ時間をください」というみひろの言葉に、警官はひとまず静観。
みひろとひとりは最後の時を過ごす。
その中でひとりは手錠のもう片方を自分の腕にかけ、「これでずっと一緒だよ」と言う。
ここでひとりとみひろがキスをして物語が終わる、と思われたそのとき。
「二人がずっと一緒にいるには、こうするしかないんだ」
と、ひとりはみひろにナイフを突きたて、続いて自らを刺す。
崩れ落ちる二人。
「天国でも、一緒だよ」
という言葉とともに、ひとりとみひろはキスをし、
3回にわたるキス我慢選手権アドリブドラマは幕を閉じる。

なんとも悲しく切ない物語だ…。しかもこれが全部アドリブなんて。
スタッフの方はある程度シナリオを考えて用意していたようですが、台詞などはほとんどアドリブ。
ひとりとみひろ、果穂の演技力には素直に感動しました。

って、こんなところで熱く語っても誰も読まないかな(笑)
とにかくどこかに吐き出したかったのさ、この感動を。
第1回、第2回を収録したDVDが今バカ売れらしいので、よかったらチェックしてね。

ちなみに、「みひろ」、果穂こと「かすみ果穂」は実在します。
あえて言及はしないので、興味があったらググってください。
その先になにが待ち構えていようと、僕は責任を取りません。

by polarnacht | 2007-09-06 01:50 | Thinking

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